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Restore Japan! 意見・提言

「フジサンケイビジネスアイ」に掲載されたJRC会員の声です。
会員の声は、日本の政治・経済、金融、教育、芸術、文化などをテーマに、日本の活性化、再建に向けて発信されています。

2010/12/24 掲載

『日本だけに限らず、世界的な視点へ』

コスモ・バイオ 笠松 敏明 代表取締役社長

会社や事業への思いをお聞かせください。

企業イメージ当社はバイオに特化した研究用試薬の専門商社です。元々コスモ石油が親会社でしたが、試薬事業は独立した事業でしたので、2000年に親会社からMBOし、独立しました。MBO当時私は一社員として働いていましたが、7代目トップとして今に至っています。
ただ、独立してからもいわゆる大手会社意識が残っていて、社内がベンチャー意識に欠ける風土になっているのが気にかかっていました。
私にはまず、その意識を全面的に変えたいという思いがあります。

ベンチャー意識は今の日本全体に欠けているような気がしますが、いかがですか。

確かに世界の変化についていけてないところがあるのは感じますね。
世界に目を向けて飛び出していこうという人が少なくなっている気がします。海外留学も減っていると聞いていますし。
急な方向転換は難しいと思いますが、新しいことにチャレンジしていかないとだめだと思います。その対策のひとつとして、弊社では社内提案制度を設けて社員が新しいことをどんどん発信できる機会を作っています。

社内提案制度とはどんな制度ですか。

提案制度には大きく分けて2つあり、ひとつは業務改善の提案、もうひとつは新規事業・新商品開発の提案です。
業務改善提案はどんどん実施に移していますし、新規事業の提案も採用案件はまだありませんが、提案自体はけっこう出てきています。もっと活力ある風土を作っていきたいと考えています。

日本でベンチャーが育たない理由はなんでしょう。

まずは研究開発に携わる人間の人件費の問題があると思います。後は国内マーケットしか見ていないというのもベンチャーが育たない原因のひとつでしょうね。海外のベンチャーはワールドワイドで仕事をし、地域ごとの需要をうまく捕らえています。国内にも優秀な技術があるのにもったいないですよ。

今の若手にいいたいことはありますか。

社内の話になりますが、一度配属された部署にこだわるなといっています。
やりたいことがあるなら、どんどん手を挙げてやっていいといっています。
また、目線を日本だけに限らず、世界的な視点を持つようにといっています。当社にはアメリカの子会社もありますし、そういったところをうまく活用していきたいと考えています。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/12/10 掲載

『海外の価値観も受け入れ新しい生き方を見出す』

日本羅針盤法律事務所 代表 弁護士 望月宣武

まず、事業内容からお聞かせください

企業イメージ弁護士業にもいろいろ分野があって、専門分野に特化した法律事務所と幅広い分野をカバーしている事務所がありますが、私の事務所は幅広く取り扱っているほうです。
お客さまは上場企業もいれば個人の方もいるし、企業の中には国内もあれば海外もあります。デパート型とブティック型に分ければ、規模はブティック型ですが、仕事内容はデパート型のようにワンストップサービスを目指しています。

ブログを拝見すると「正義」ということにこだわっていらっしゃいますが、何か思いがあるんでしょうか

弁護士は法律に詳しい人だと思われていますが、法律に詳しいだけなら弁護士である必要はないと考えています。ネットで調べれば法律の知識や情報は得られるわけですから。我々弁護士がネットと違うのは、正義という価値観を中心において、許せないことに関しては徹底的に戦うことだと思っています。

正義を貫く案件と言うと具体的にはどんなことに取り組まれたんですか

弁護士になる前から、日本の精神医療・福祉の水準を良くするということに取り組んできました。医療や福祉の水準を向上させることは社会の水準を良くすることでもあると思います。それを私なりの方法で実現したいと思っていまして、例えば精神医療分野の医療過誤訴訟に取り組んだり、精神障害で罪を犯した人たちの社会復帰を支援したりしています。

経済環境や社会環境が悪化して精神を病む人も増えていると思いますし、そのことが日本に元気がないことにもつながると思いますが

周りに気を配れる心に余裕がある人が減ってきていますね。自分が生きることに精一杯で人を思いやるゆとりがなくなってきていると思います。それが元気のない原因ではないでしょうか。

ではどうすればいいでしょう

社会のあらゆる面でグローバル化して、門戸を開放することが必要だと思います。
元気のある海外企業が日本に進出してきて、国内の雇用を促進し、産業に活力を与えるでしょう。違う文化や習慣の人が入ってくるとストレスになることもありますが、海外の価値観を受け入れることで、日本人も新しい多様な生き方を見出せて、人々や社会の元気にも繋がると思います。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/12/3 掲載

『人と人とのつながりで元気を取り戻す』

リアルタイム 山口克也 代表取締役

事業内容からお聞かせください。

企業イメージ携帯電話の動画配信プロモーションサービス「ちょこモシステム」の企画・販売がメインの事業です。このシステムは元々、リアルタイム通信社という会社が開発したシステムだったんですが、私がこのシステムに大きな可能性を感じ、「ぜひ営業をやらせてほしい」とお願いしてやらせてもらったのがきっかけです。

可能性を感じたとおっしゃいましたが、どんなところでしょう。

まず何より「簡単」ということですね。「人と人をつなぐものは誰でも簡単に使えること」という単純ですが大切なことを実現できるサービスというところに可能性を感じました。
「ちょこモ」のサービスは指定された電話番号をプッシュするだけで携帯動画が配信される画期的なシステムです。ユーチューブなども動画を楽しむサービスですが、動画を見るまでURLを打ち込むとか動画を撮って、PCに取り込んで、というように手間暇がかかり、特に年配の方々には楽しみづらいサービスだと思うんです。40代、50代にも簡単な操作で動画情報を楽しんでもらえるのが弊社のサービスです。動画を簡単に作れる、簡単に送れる、簡単に見られるというのが最大の特徴です。

どんな方がこのシステムを使ってらっしゃるんでしょう。

基本的にどんな方も利用は可能で、企業ユーザーもパーソナルユーザーもいます。企業であれば婚活会社が自己PRの為のサービスとして利用する例や、飲食店のメニューや店内の様子を撮影して店長が直接PRするという例もあります。パーソナルユースを例にあげれば、孫の動画をおじいちゃん、おばあちゃんに送り喜んでもらったり、使い方によっては無事を確認するセキュリティとしても使えます。芸能人がブログの代わりに利用するケースもあります。実に様々な利用の仕方があります。

それだけでも、元気になりそうですが、今の日本が元気になるにはどうすればいいでしょう。

10代、20代の世代は自分が楽をしてその場しのぎで動いていると思うんです。
それで、その世代を指導する人材もいない。みんな国や政治のせいにしています。
この度、人材育成のスクールを創りました。そのスクールは一人ひとりの個性やその人のパワーを生かせるスクールにしたいと思っています。一人一人の秘めている可能性や想いが開花することでもっと元気を取り戻していけると思います。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/11/26 掲載

『長屋形式の集合住宅で「日本一の会社」へ』

オープンハウス・ディベロップメント 常務取締役 増田慎吾

どのような事業をしているんでしょうか。

企業イメージ親会社はオープンハウスと言いまして主に23区内で新築戸建て住宅の販売事業をしています。我々は分譲マンション事業「オープンレジデンス」シリーズを展開しているグループ会社になります。
今までデベロッパーが供給する集合住宅は共同住宅に限られてきました。共同住宅というのは共用階段や廊下などの共用部分のある、いわゆるマンションがこれにあたります。ただ、23区内の人気エリアで事業を行っていくためには、それでは競合が多いため、集合住宅の中でも長屋形式で分譲しようと考えました。長屋形式というのは共用部分がない集合住宅で安全基準が異なります。折りしもリーマンショックの月に第一号を販売しましたが完売いたしました。以後順調に売上は伸び、今期は100億に達する見込みです。

成功の要因はなんでしょう

培ってきたノウハウにより厳選した用地取得と、徹底的にコスト削減したこと、柔軟な設計変更対応が主な要因と考えています。広告も大げさなものは実施せず、ネットと投函チラシくらいです。それでも1カ月でほとんど売れてしまいます。
弊社はお客様から「日本一の会社」と言われたいんです。お客様にとってよりよい住環境・適正価格とは何かという点を模索した結果、たどり着いたのがエリアに特化したメゾネット型住宅の提供です。そしてそれを実現するには一般常識を疑ってかかることが大事だと考えています。例えば駐車場がないマンションは一般的には考えられませんが、当社は実行しました。車離れが社会的に進んでいて、駐車場がなくても受け入れられるんです。常識にとらわれないことを許容する社風も成功のポイントと考えています。

日本を元気にするのはどうすればいいでしょう

今の経営者は無難な人が多いと思います。弊社が長屋形式の住宅を分譲しようとしたらなぜやるのか疑問にもたれ、最初は金融機関にも建設会社にも理解して頂けませんでした。
不動産業界は工夫や発想次第でまだまだ伸びる余地があると思いますし、それは他の業界も同じだと思います。不景気を逃げ道にせず、常識を疑って新しい発想で臨めばまだまだチャンスはあるし、日本も元気になっていくと思います。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/11/19 掲載

『ネットを利用した共同受注を行い発展』

NCネットワーク 代表取締役 内原康雄

事業のきっかけは何ですか

企業イメージサラリーマン生活を経て、父親の経営する内原製作所に入所しまして、製造業の世界に入ったのですが、入ってみると町工場の世界が面白いことがわかったんです。
小さな町工場でも隠れた名選手がいて世界を相手に仕事をして大きな利益を上げていたりするんです。
ただ、メーカーからの依頼には開発や試作などがあって、どこかひとつの会社で完結するのは難しいんです。いっしょに組む相手を探す必要があります。うちでもある仕事で協力会社を探している時に、HPを通じて九州から引き合いが来たことがあったんです。その時ネットは活用できるなと考えました。
また、今まではメーカーの系列会社という考え方があって、付き合うメーカーが決まっていたんですが、90年代に系列崩壊が起きてそれぞれの製造会社の自由度が増えたんですね。それならネットを活用してメーカーの依頼を必要な会社が集まってできるような仕組みをつくろうと思い立ちました。

目論見どおりに事業は進んだんでしょうか

中小企業ですから、原資が限られているのでネットを利用し協同受注を行う協同受注グループという取組で助成金をいただきながらグループを大きくしていきまして、それが現在のNCネットワークへと発展してきました。今現在17000社のネットワークを作ることができました。軌道には乗ってきましたので今後もネットワークを広げていきたいと思います。

今後どのような展望をお持ちなんでしょう。

いくつかありますが、まず付加価値の高いいいものを造るというものづくりの基本を実行することです。二つ目は海外生産組をつくることです。海外で生産拠点をつくって、そこへ日本人を送り込むということです。三つ目はもともと海外展開している会社をサポートするという方法があると思います。それは日本の大手企業ばかりではなく、例えばサムスンやGEなどの日本以外の大手企業と付き合うことも視野に入れるべきです。
トップがビジョンを持つことも必要ですね。合議制で意思決定するのもいいんですがトップが失敗を恐れず決断していくことも重要と思います。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/11/12 掲載

『あきらめない心が道を開く』

アルファ総合研究所 榎本 雅章 代表取締役

まず事業内容からお聞かせください

企業イメージ昭和63年の設立当初はシステム開発や運用の仕事をしていましたが、平成8年からプロバイダ事業を始めて、全国規模のインターネットサービスプロバイダ「アルファインターネット」を展開していまして、今はそれがメイン事業になっています。ただ、会社も順調にきたわけではなく、ITバブルがはじけた後経営が厳しくなったうえに当時の社長が急逝しまして、どうしようか迷ったんですが社員を路頭に迷わすわけにはいかず、「負けない戦いをすればなんとかなる」と覚悟を決めて、会社を継続しました。

大変な思いをされましたね。

負債が23億円ありましたんでさすがにきつかったですが、プロバイダ事業は会員がいる限り継続的に売り上げがあがりますし、私の中ではいけるなという感触がありました。
楽ではありませんでしたが、危機の時こそリーダーがしっかりリーダーシップを取らなければと考えて頑張ってきました。おかげさまでプロバイダ事業は軌道に乗りましたし、
他社との事業提携も進めていきたいと考えています。
提携先は日本だけにこだわらず、広くアジアにも視野を広げて考えています。

日本には期待できないということですか。

そういうわけではありませんが、今の日本にはしっかりした志や先を見通したビジョンを持つリーダーが必要だと思います。今までの延長で流されている人が多いと思うんです。私はアジア太平洋地域34億人を相手に視野を広く持って、仕事をしていこうと考えています。日本国内でパイを取りあっていても先がないと思うんです。パイがないなら創っていかないと大手には勝てませんし生き残れませんよ。

今の日本を元気にするにはどうすればいいでしょう。

どんなにつらいことがあっても、決してあきらめなければ道は開けるということを
皆さんに伝えたいです。死にたいと思うほどのことがあっても希望を持って何として
もやってみようという信念があれば何とかなると思います。そのへんのことは弊社のHP(http://www.alpha-gri.co.jp/)にある「日本の社長インタビュー」に私の実体験が書いてありますので興味のある人は読んでみてください。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/11/5 掲載

『経済活動においては公正な競争は必要』

明豊ファシリティワークス  坂田 明 代表取締役社長

コンストラクションマネジメント(CM)事業はどういう思いで始められたんでしょう

企業イメージ当社では、ビルや工場、学校といった建物やオフィスのファシリティに関して、建築構想策定段階から、設計、コスト・コンサルテーション、発注支援など、建設プロジェクトに必要な様々な支援業務を展開をしていますが、建設業界は解り難い部分が多いんです。概要とトータル予算の話し合いはするものの、中身とプロセスは設計や建築・設備等の専門家にお任せで、工法や工事費用など、その内容が適切なのか?高いのか?安いのか?個別にはよく分からないで施主が発注しているケースが多いと思われます。「お客様が納得してお金を払う=明朗会計」をキーワードに事業を始めました。

建設業界の解り難さは今も同じで、大変ではないですか

供給者本位の色濃い業界ですから。その中で、この20年間我々はあくまで顧客本位の立場を貫いてきました。これさえ間違わなければ大丈夫です。
ほとんどの社員が同業界からの転職者ですが、お客様とダイレクトで仕事をして、直接褒めてもらうことで、CM事業の意義を実感するようです。

今後の展開についてはどうでしょうか

「顧客本位」で仕事をしていく考え方を変えるつもりはありません。
事業展開としては5〜6年前までオフィス中心だったのが今では、企業所有の建物、工場、学校、病院、鉄道施設、ホテルなど、CMの対象が大きく広がってきています。この先もお客様の側に立つプロとして、「良いものを安く早く」をひたむきに実現していきたいと思っています。

最後に、日本を元気にするにはどうしたらいいでしょうか

要因は2つあって、ひとつは既得権者の存在。日本ではいまだに出る杭は打たれるという風潮の中で、既得権益を享受している企業が数多くあります。社歴に拘らず、躍進する企業をメディアを含めて前向きに応援する必要があります。もうひとつは、技術力や競争力の価値を損なう不要なセイフティネットの存在です。経済活動においては、公正な競争環境下で勝者がはっきりすることが重要です。今の環境を改善するには、制度を変えるだけでなく、教育や社会風土に至るまで変える必要があるかもしれません。いずれにせよ、「頑張った人が褒められる社会」にすることが、日本経済に元気を取り戻す一歩だと思います。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/10/29 掲載

『生の重さを伝えていくビジネスをしていきたい』

鎌倉新書  清水祐孝 代表取締役

まず事業内容から伺います。

企業イメージもともとは、寺院、葬儀、仏壇仏具など供養関連の情報提供を目的とした月刊誌や書籍を刊行する出版事業がメインでしたが、出版は情報伝達の方法のひとつに過ぎないと感じ、セミナー、コンサルティング、インターネットと伝達の手段を広げ、供養業界全体をネットワーク化し、情報をお届けするエンディングビジネス事業を行っています。

エンディングビジネスに対する思いなどはいかがでしょうか

最初はそれほど興味があったわけではありませんが、事業を進めていくうちに思い入れが強くなりました。というのは普段は死について考えることはあまりありませんが、身近な人に不幸があると死を実感しますよね。それは生の大切さを考えるタイミングでもあるわけです。人の死は他者の生を充実したものにするために存在する、そのことに気付いた時にビジネスに対する強い思い入れが湧いてきました。

伝えるという点では昨今は生の重みだけでなくいろいろなことが伝わりにくくなっているような気がしますが。

伝わるものが伝わらなくなっている世の中だというのはその通りだと思います。例えば昔は家庭の伝統的な行事や習慣は祖父母から父母へ伝わり、その子へと伝わっていたんですが、現在は産業構造が変わり、家族が住む場所を頻繁に変えたり、大家族から核家族化、単身世帯化することによって世代が断絶してしまっていて、このようなことが伝わらないんです。家族、親族、地域、職域、あらゆるコミュニティが崩れていく中で、人と人とのつながりが薄れ、そのことを覆い隠していた物質的な豊かさ、経済成長も失われつつある。日本はバランスが悪くなっていますね。

バランスの崩れた今の日本は元気がなくなっていますが、元気を取り戻すにはどうしたらいいでしょう。

人と人とのつながりを感じることができる場面を増やすことから始めるべきだと思います。我々のビジネスで言えば、たとえば葬儀は、人の死を目の当たりにすることで、生が有限であることを感じたり、人は独りで生きていくわけではなく、つながりの中で生きていることを確認する場であることを現代人に伝えていきたいと考えています。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/10/22 掲載

『コスト削減で廃棄物の可視化ができる』

サティスファクトリーインターナショナル 小松 武司 代表取締役

まずこの事業を始めたきっかけからお聞かせください

企業イメージ弊社は最初、コーヒーチェーンのFC店からスタートしました。
当然売り上げをあげることが重要ですが、電気・ガス・水道など経費の管理も重要ですよね。そこで気になったのが廃棄物の処理です。
電気やガス代はきちんと把握できますが、廃棄物に関しては不透明なところがあり、請求された処理費用がどの程度の量に対して算出されたかわからなかったんですね。
見直そうにも何をしたらいいのか、どこに相談したらいいのかもわらず、「これを解決できるノウハウがあればおもしろい」と今のビジネス(廃棄物の管理業務)をひらめきました。
2000年の廃棄物処理法の改正で排出事業者の責任が明確化されるなど、企業はコンプライアンスの観点からも経営課題として対応せざるをえなくなりました。このような時代背景が追い風となり当社への引き合いも多くなり、今では東京だけでなく全国からご相談が来るようになりました。

2000年当時と今では環境が変わってきていると思いますが変化を感じますか

企業がIRやCSRに本格的に取り組むようになり大きく変わってきたと思います。ただ、まだまだ環境対策の理想と現実にギャップがある企業があって実態を可視化していく必要があります。実際環境対策に対する貢献や提案ができてきたことが現在の弊社の成長があったと考えています。

企業からは主にどのような需要が多いんでしょうか。

実主には不透明な廃棄物処理コストの適正化です。このコスト適正化で廃棄物の可視化ができます。適正化のプロセスで廃棄物の量や品目、委託先、処理方法などの現状を把握するとともに、コンプライアンス面の課題を抽出します。弊社は廃棄物処理に係るコストやコンプライアンスの課題それぞれにおいて、改善を図るコンサルティングや管理をしていくわけです。

最後に今の日本を元気にするにはどうしたらいいでしょう

本質的には企業や個人がやるべきことをやっていないということが元気がない原因だと思います。本来やるべきことからずれているものは淘汰されていくような気がします。本来なすべきことをやることで課題を解決し、本来あるべき正しい方向へ進んでいくと元気を取り戻すことにもつながるんじゃないでしょうか。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/10/19 掲載

『認証事業を通じて自然環境の維持に貢献』

株式会社FEM 株式会社 Control Union Japan 山口 真奈美 代表取締役

社会的に意義のある事業を展開していらっしゃいますが、会社を始めたきっかけは何でしょう。

小さい頃から環境や自然について関心を持っていたんですが、小学生の頃に森林破壊を扱ったTV番組を見たのがこの事業を始める原点になったと思います。環境問題は自分の生活に関わることでもあるので勉強するほど何とかしなければと思いました。ただ、どうしていいかわからなくて、NPO団体や国連職員とかボランティアなどいろいろ考えました。その後国連職員を目指して勉強を始めたんですが、環境や林業や経済のことまで多角的に学ぶ必要があると感じ大学院在学中に学費を稼ぐために研究補助や講演・シンポジュームのコーディネートなどをするうち、手が足りなくなって会社を立ち上げることになったのが設立の経緯です。
企業イメージ
具体的にはどんな事業をしているんでしょうか。

環境・CSR活動やイベントのお手伝い、企業が出すCSR報告の第3者評価の他、様々な認証審査をしています。認証の代表的な例はFSCなどの森林認証やオーガニックコットン、パームオイルなどです。2006年から国際認証機関のひとつであるコントロールユニオンから日本支部を担う機会があり、食や繊維分野に活動の幅を広げ、09年に50%を出資して正式にコントロールユニオンジャパンを設立しました。


日本ではあまり認証ビジネスは認知されてませんし、知る人ぞ知るというのが現実だと思いますが。

実は大手企業の多くが様々な認証を受けたり製品として使用していて、企業のパンフレットなどをよくみるとそのことが書いてあったりもします。ですから少しずつですが確実に浸透していると思っています。
身近なところで例をあげれば、紙では森が破壊されていないか、タオルや洋服では、農薬の使用や児童労働といった環境・社会面など、それぞれ基準を満たしているかトレーサビリティーも含めて評価をしますし、認証を受けた原料を使う企業の審査もしています。
これからの経済や社会は自然環境が維持されていてこそ成り立つと考えています。つまり環境・社会・経済のバランスの上に私たちの生活は成り立っており、私は認証事業を通じて環境を維持し、結果として世界の人達の幸せに貢献していけたらと思っています。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/10/8 掲載

『社会貢献・コスト削減・利益確保を実現』

アートグリーン 田中 豊 代表取締役社長

まずは事業内容からお聞きします。

企業イメージ贈答用の胡蝶蘭を法人向けに販売したり、異業種からフラワービジネスに参入するのを支援する「園芸コンサルティング」ビジネスを柱に事業を展開しています。
例を挙げますと、ある大手の金融機関では支店ごとに慶弔関係の生花の贈答をしていたんですが、結構なコストがかかっていたんですね。
それを弊社と契約することで、親会社が3万円で子会社に花の注文をして、子会社がさらに弊社から市価より安く2万円で花を購入し、弊社が指定されたところに配達するんです。子会社は1万円の利益を残すことができて、結果として慶弔費のコスト削減に繋がります。この金融機関は弊社を利用することで年間1000万のコスト削減が実現できました。
ビジネスの一例ですがこんなことをやっています。

まだいろいろありそうですが、他に特徴的な事業はございますか。

障害者雇用を義務づけられている上場企業に対して展開しているビジネスがあります。
ある家電メーカーさんに対して提案したことですが、特例子会社を作って工場跡地を生花農園として利用して弊社が製造や商品管理のノウハウを提供したんです。
その特例子会社で障害者の方を雇用して生花を栽培して、社内慶弔用に利用したり、販売して利益にすることによって、社会貢献・コスト削減・利益確保を実現できる1石3鳥のビジネスモデルです。
また、これをある農家でも展開した例もあって、障害者の方を雇用して今までの作物を胡蝶蘭に変えて2000万の利益を出せるまでになりました。
ただ、利益を出して業界トップになることを目指すだけでなく、先ほどの障害者雇用もそうですが本当に社会から必要とされる企業になりたいですね。

確かに社会貢献性の高い事業を展開されていますが、社長の目から見て元気のない今の日本をどうすればいいでしょう。

日本には花を愛でる文化があるんですね。生まれた時、お祝いのとき、亡くなった時など日本人は花と密接な関係があると思うんです。企業としては贈答用としての利用しか考えていないところもありますが、本来は人に対する感謝を花に託すとか、花を贈ることで相手を幸せにしたいとか、花にはそういう意味があると思うんです。
花のビジネスを通じて日本を夢の持てる国にしたいと思っています。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/10/1 掲載

『日本の元気を取り戻したい』

株式会社メディシンク 八村大輔 代表取締役社長 

まず、事業内容から伺います。

企業イメージ一言で言うと「メディテインメント・コンセプト」を実現する会社です。
こう申し上げてもこの言葉はほとんどの方には馴染みがないと思います。
メディテインメントとはメディカルとエンタ−テインメントを略した私の造語です。
「明るく楽しく自発的かつ継続的に健康を増進していく」という意味を表しています。
つまりは健康社会は私たち健常者が健康な状態で取り組まなければ創っていけないということです。私がこの考えを着想した12年前は国民医療費は28兆円でした。今年は36兆円になると思います。このまま増えたら国が破たんしてしまいますよね。
ですから、病気になってから治療する医療から病気に「ならないようにする予防医療」が大変重要になると思います。では、私たちは日常どのようにしたら健康を意識するか、積極的に取り組み続けるか、と考えてこのコンセプトを考えだしました。

お考えはわかりましたが、どのように実践すればいいんでしょう。

健康を保ち、予防医療を実現する根本は「興味を持てる楽しいことや美しいこと」ことだと思っています。私はこれを「モチベーションエンジン」と呼んでいます。
健康を意識しない人はいないと思いますし、だから健康器具も結構売れてるわけですが、何故か長続きしない。それは楽しみ、継続する力となるモチベーションエンジンが働かないからです。私たちはそれを起動するための様々なイベントを企画・展開し、実践する「ボディモニタリング・サービス」等を準備しています。

御社自体が社会的にも意味のある大きなテーマに取り組んでいらっしゃいますが、その考えを浸透させていくのにどのような活動をしているのですか。

志を同じくする有識者やドクターの集まりであるLMDP(Life&Medical Design Platform)という組織を核に活動しています。LMDPの参加者はメディテインメントの考え方を理解するだけでなく、実践して伝えていく力を持つプロデューサーなんです。
参加者は日本の医療や福祉を、クリエイティブな発想でより良くしようと集まるイノベーターが中心です。こうして様々な業界の方々がこのテーマに連携することで、日本発の健康創出産業を世界に発信できると考えています。そのために今秋から「Medical Design Award」というコンテストも準備中です。
これ以外にもまだまだやることが多く、医療機関との協力やインフラも整備していきたいと考えています。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/9/24 掲載

『日本の元気を取り戻したい』

ピーアークホールディングス  庄司 正英 代表取締役社長

どのような経営方針で事業を展開しているんでしょう。

企業イメージ「業界の常識はお客様の非常識」を旗印にして、パチンコビジネスを単に勝ち・負けだけのレジャーではなく、ホールにいるすべての時間を楽しんでもらう「時間消費型のエンタテイメント」ととらえて遊びのプロセスそのものを商品化してきました。それは業界の業態そのものを改革することで、とても大変なことでした。しかし、今はその考え方が業界の常識になっています。パチンコがお客様の感動を創造するビジネスに変わったんです。

次の展開とか新しいことなど具体的に考えていますか。

この業界はここ10年間お客が減り続けていて、3000万ファンの数がほぼ半減しました。
ただ、売り上げはそれほど落ちていないので、単純に考えれば客単価が2倍になったということなんです。そういう不均衡な状態をどう解消するかを考えてます。
私たちの競合はいろいろなジャンルの「多様な遊び」なんです。様々な遊びの中でもう一度パチンコの新たなポジションを模索し、さらに新しい業態を作ることを考えないといけないと思っています。

そのために具体的なことを何かされていらっしゃるんですか。

昔ながらのパチンコファンであるシニアの方々に戻ってきてほしいので貸し玉料1玉50銭とする「50銭パチンコ」というのをはじめました。1000円、2000円で楽しめるパチンコで、景品も100円ショップのものです。
それから、店長マーケティングというのを実践しています。全店同じことをやるのではなく、1店1店がそれぞれの環境や客層に応じて店長自らがマーケティングをして具体策を考えだしていく。それを実現するため、採用から人事評価まで見直したんです。

日本を元気にするためにはどうしたらいいでしょう。

日本の元気を削いでいる要因のひとつを言えばIPO(新規株式公開)が結果的に激減したということだと考えています。つまりIPOに象徴される新規事業のチャレンジが消滅したことだと考えています。新興市場には当然リスクと成果があって当たり前なんですが、リスクだけ拡大解釈されたり、成果をあげても評価よりも批判されるような風潮があると思います。IPOがもっと積極的にベンチャー企業を育成するような状況にならないと元気は取り戻せませんよ。チャレンジこそが企業を強くしたり元気にする源泉だと信じます。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/9/7 掲載

『若いうちから株式投資を学ぶ』

株式会社アンディ 代表取締役CEO 平野 功

事業内容からお聞きします。

企業イメージ弊社は初心者向けの遊べる株入門サイトを運営しております。
仮想の株式ゲームで遊びながら株を実体験してもらい、最終的には株ゲームやショッピングやサービスを利用して貯まったポイントで実際の株式投資を始めていただくという仕組みになります。

こういったことを思いつかれたきっかけはなんでしょうか。

アメリカで800万人以上の人々が参加している子供の学費積み立てプログラムがあって、提携先でショッピングやサービスを利用すると、利用額の一部が専用講座に貯まって自動的に学資積立プランにつみたてられるというものです。このように、普段何気なくもらっている割引やポイントをもっと有効に役立てられる方法はないのかなと考えたのがきっかけです。日本の場合は学資以上に年金問題など将来への漠然とした不安があるので、資産運用の第一歩として、誰でも株式投資が始められるサービスを提供することにしました。

日本の場合、若いときから株を学ぶというようなことは難しいと思いますが。

確かに、日本は海外に比べて、若いうちに株を学ぶ機会がほとんどないのが現状です。なので、社会人になっていざ株に興味を持っても「損をしそうで怖い」「株って難しそう」となかなか株を始められないんですね。この心理的なハードルを取り払うには、若年時の投資教育はもちろんのこと、株取引をリアルに体験できるゲームなどエンターテインメント要素も必須と考えています。

ポイントが貯まるとどうなるんでしょう。

株ゲームで遊んだり、提携先でショッピングやサービスを利用するとポイントが貯まり、現金に交換可能です。株を始めたくても始められない理由の第1位は「お金に余裕がない」なんです。まずはポイント資金で少額投資を始めたり、自己資金のプラスアルファにしていただければいいですね。

実際、会員の方は何人くらいいらっしゃるんですか。

サービス開始1年目で3万人の会員がいて、中には高校生のクラブ活動に利用されている例もあります。投資家予備軍がどんどん増えている状況です。

御社の事業は社会的にはどんな影響があるんでしょうか。

銀行の定期預金金利が0.1%なんていう時代なので、先が見えない明日をスマートに生き抜くためにも資産運用を早い段階で考える必要があります。弊社は、資産運用のはじめの一歩として、まずは株式投資のお手伝いができればと考えております。今後も若年層へサービスを拡大して、投資家予備軍の育成をお手伝いしたいですね。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/8/31 掲載

『プラス思考は元気になれる基本』

株式会社プラスパ 代表取締役 荻原 順子

まず、事業内容からお聞かせください。

企業イメージ心と体を元気にし、若さと健康を保つにはどうすればいいか、ということに取り組むために21年前に会社を設立しました。健康と若さを保つには免疫力を高める事が大切で免疫力の向上にはプラス思考の習慣化が最も必要なんですね。
そしてプラス思考を習慣化するには日々の繰り返しの訓練が必要だと気づき、「プラスピストアカデミー」というポジティブな人格形成のためのスクールを開校しました。ここでは独自のカリキュラムによって徹底したプラス思考を身に付けていくことができ、血流が良くなり、免疫力が高まり若くて健康な体を得る事ができます。徹底したプラス思考の方を多く育てるためプラス思考のプロ「プラスピスト」を登録商標し世界で唯一認定しています。またプラスパタッチという独自のセラピーも行っています。

どんな方がこられているんですか。

アカデミー、セラピーでは鬱病や花粉症、更年期障害に悩む方、主婦やOL、会社経営者、医療関係など様々な方が来られます。つまりプラス思考はどんな方にも効果があるんです。


心と体の調和を保つには普段どんなことに気をつければいんでしょう。

まず心が素直で謙虚であることが大切です。
プライドが謙虚になることを妨げてしまいますが自分自身の事を知れば知るほど謙虚になれます。年を重ねる程に謙虚を意識しなくてはと思います。

ゆとり世代と言われる若者は確かに謙虚で純粋な人間が多いですが、反面元気がない気がしますが。

憧れや目標になる対象が少ない事が原因でもあると思いますので
大人にも問題があるんです。
そのためにも自分の心と体に磨きをかけ、健康と若さに自信を持って、大切な人生を前向きに生きる事を身につけたプラス思考のプロを1人でも多く世に送りだしたいですね。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/8/24 掲載

『国内だけでなくアジアを視野に』

株式会社エムシーストラテジー 槇 徳子 代表取締役

槇さんは経営者であると同時に「日本女性経済会議」の実行委員長もしていらっしゃいますが、どんなきっかけで活動を始めたんですか。

企業イメージテレビ東京を退職した後、2008年から主にアジアの新興国に毎月のように足を運び、実業家起業家たちに会ってきました。急激な内需拡大を背景に、中国など元々共産国家、社会主義国家である国々で女性の経営者の活躍が目立っていたことが印象的でした。アジア圏の経済のダイナミズムを知ってもらい、日本が共存共栄できる関係構築の第一歩として、アジアの女性経営者達と交流の場を創りたい!と思いました。

アジアの女性が活躍しているという話を聞くと、日本の女性の活躍はまだまだ少ないような気がしますが。

日本の場合、まだまだ女性が思いきって働ける土壌が足りないと思います。
社会通念が邪魔をして、結婚や育児で仕事を辞める人がまだまだ多い。
雇用されている立場だと、復職制度に左右されますし。意外だったのは、中国の都市部の働く女性達のライフスタイルです。普通に雇用されているOLでも、住み込みのメイドさんを雇っていて、家事から1才の子供の育児まで任せていると言っていました。乳母を雇うのは、中国では一般的なことだそうです。日本でも、思い切って家事、育児を人に任せられるようになると、女性にとっても、また日本の経済にとってもプラスになるかなと思うのですが。時間ができた60代の主婦の方が家事・育児支援のビジネスをするといったことで、社会も経済も活性化するかもしれません。

今の日本に一言ありますか。

たくさんありますが、中国をはじめとするアジア圏の都市部に行ったことがない方は是非出かけてみてほしいですね。
日本が忘れかけた高度成長期のエネルギーと活気がそこにはあって、いい意味で自分の生活に貪欲です。一人ひとりの思いが国の経済を成長させていることが実感されます。
今回のアジア女性経済会議のオープニングスピーチでデザイナーのコシノジュンコさんが25年前に北京で初めてファッションショーをしたお話など語ってくれます。その他、東南アジア各国の女性起業家の話、中国とインドのビジネスの分科会などもありますので、是非ご参加下さい。 http://www.awec.asia/

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/8/17 掲載

『顧客とのコミュニケーションを大事に』

ゼロイン 大條充能 代表取締役

事業内容からお聞きします

企業イメージ大きく2つの事業を展開しています。ひとつはオフィスサービスです。
企業の総務を支援する事業です。もうひとつはコミュニケーションサービスで、これは社内広報を通じて企業の活性化を支援する事業です。

コミュニケーションサービスは企業を元気にする要素がありそうですね。

会社は売り上げが下がったり利益が出ないと元気がなくなるわけです。売り上げが上がるかどうかは顧客とのコミュニケーションの取り方次第だと思うんです。当社のコミュニケーションサービスはロールモデルとなるべき社員がどういう働き方をしているのかをひも解いて、それを全社員に浸透させて組織を活性化し、会社を元気にすることを目指しているんです。

最近はそもそも元気があるのか疑わしい企業もありますが、御社はどういうやり方で企業を元気にしていくんでしょうか。

確かに元気のない会社が多いですが、厳しい環境でも業績を伸ばしている会社はあるわけです。ある会社をお手伝いした時は、社内トップの売り上げを上げている社員に密着取材をして、その人の仕事を「見える化」したうえで、研修を通じて情報共有して、自分とトップ営業マンの何が違うのかを考えてもらうんです。トップを見習う人が1人でも多くなればそれだけ業績が上がって会社が元気になるわけです。
また、経営者が全社員に向けてこういう風に働いてほしいというコマーシャルを打つことをインナーブランディングというんですが、経営者が求める働き方をしている人をロールモデルとして、その人を「見える化」することで、会社を意図する方向に引っ張っていくこともできるんです。

そういう模範となる人は社会全体に対しても「見える化」したいですよね。

ロールモデルになる人は100社あれば100人いると思うので、そういう人たちを
どんどん「見える化」していきたいですし、それを実現する方法の一つがインナーイベントだと思ってます。インナーイベントは業績を上げるエンジンにもなると考えています。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/8/3 掲載

『過去のものを基礎に現在通用するものを作っていく』

プラチナ萬年筆 中田 俊也 社長

御社は91年の社歴がありますが、古くていいものを伝えていくような立場を意識していらっしゃるようなことがあるのでしょうか。

企業イメージ古くていいものばかりを作るだけでなく、過去のいいものを基礎に現在にも通用するものを作っていきたいですね。メーカーの責任は過去をベースに近い未来を追い抜くようなことを実践していくことだと思います。もっとわかりやすく言えば温故知新を実践していくことですね。例えば万年筆であれば古い蒔絵を取り入れて新しさを演出することなどはその一例です。面白いのはそういうことを日本人よりも外国人が評価することです。日本人が気がつかずに外国人が気がついて彼らに取り入れられてしまうのは正直危機感を感じるときがあります。

昔は「モンブラン」などをプレゼントされると一生懸命字を書いたものですが、最近ではPCの普及で文字離れが進んで漢字がわからない子供が増えてきた気がしますが。

確かにその傾向はあると思います。特に弊社は筆記具が売れないと困る会社ではありますからあまり歓迎できる風潮とはいえません。ただ学校教育を見ても文字を書かない授業はないわけです。書き方やペンの持ち方はきちんと教えています。
先ほど温故知新の話をしましたが、古くていいものをどう現在のニーズで応えるかだと思うのです。

例えば具体的にはどういうことでしょうか。

起業弊社の商品にボールペン感覚で使える安価な万年筆があるんですが、それが一日500本売れるんです。万年筆が一日500本売れるということは考えられないことなので。
つまり若い人たちが新しい感覚で使ってくれるのですね。万年筆という古きよき製品が今に受け入れられているのです。
日本の伸びしろがなくなってきている気がしますが、細かいことにこだわるのではなくて、もっと大きな視点で取り組めばまだまだ日本も伸びていくと思います。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/7/27 掲載

『幸せな社長を作る』それが『幸せ社長スクール』

株式会社ビジネスバンク 代表取締役 浜口 隆則

まず、事業内容からお聞かせください

企業イメージ起業する人を支援し、日本の開業率を10%に引き上げたいと考え、起業する環境を変えていくことも含めて事業展開しています。まず手始めにはじめたのがレンタルオフィスです。我々の時代はオフィスを借りるだけで資金のかなりの部分を使っていたわけですが、オフィス代が安くなればそれだけ起業をしやすくなるんです。

ただ、環境が整っただけでは起業家が増えるのは難しいと思いますが。

そのとおりで、起業家はマインドがしっかりしていないといけないと考えています。
そのためには教育をしていかないといけないと考えています。

起業家に対する教育といいますと。

起業した人がなるべく経営を続けられるような方策を考えてまして、その中心が教育なんです。具体的には「幸せな社長をつくる」ということで、それが「幸せ社長スクール」です。社長は勉強しているようで意外に勉強してないんです。どうやれば商品が売れるかは経済学では学べないんですね。そこを教えたい。

今のビジネスを通じて世の中にどういう影響を与えて行きたいとお考えですか。

今は昔と違って情報が溢れていて選択肢が多いんですね。ですから迷う人が多いんです。
そういう世の中に必要なのがリーダーだと思います。私は経営者がリーダーになればいいと思うんです。経営者が周りの人に良い影響を与えるといいと思います。
実際、市場や行政などが解決できないことに取り組んでいる社会起業家が生まれてきていると思います。

ただ、社会が混乱しているせいか、政治家にしても経営者にしてもリーダーとして尊敬さる人が少ないですよね。

その意味では政治家も起業家ももっと社会の課題を解決すること考えないといけないし、覚悟をしないといけないと思います。私に出来ることは、そういう志のある人を見出して、育成していくことだと思いますし、まずは日本の開業率を10%に引き上げて、リーダーたりうる経営者を育てることだと考えています。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/7/20 掲載

優良中小企業を支援し、日本経済の活性化を

株式会社インフォランス  代表取締役 佐々木 雅士

事業内容をお聞かせ下さい

企業イメージ経営の側面支援業を行っています。 どんな事業の経営者でも経営に付随する財務や労務にはかかわることになりますが、本業以外は得意ではないものです。経営者が本業に専念できるよう 財務、税務や税理士の紹介、新卒採用をサポートもしています。

創業のきっかけは何だったんでしょう

日本の経営者は海外と比較して報われていないと思います。
法人税は世界一ですから、まず税制面で起業環境に恵まれていません。
金融機関の融資をする判断基準は、経営者や事業内容ではなく担保の有無です。
税理士も経営を把握した上での助言はできていません。
日本でまじめに経営をしている経営者がワンストップで様々なことを相談できる存在になろうと起業しました。

中小企業にとって特に「金」と「人」は重要ですよね

財務面のサポートが一番重要です。将来何があっても倒れないような資金対策。
あとは新卒採用もカギですね。例えば新卒ですと、今の学生は巨大な就職サイトからの大量の企業情報が提供されているので優良中小企業が見つけられず、結果的に大手に流れてしまっている。
そこで当社は学生向けに優良成長企業をピックアップして紹介する“就活アワード”を通じて、働いて楽しい会社や優秀な経営者を紹介しています。


最近の学生の印象はどうですか。ゆとり世代などと言われますし、ベンチャーに応募しても目は大手に向いていると感じますが

世界と比較して日本の学生の質は低いと感じます。ちなみにうちの新卒採用は帰国子女だけに限っています。 海外に出るという志を持ち、真剣に勉学にうちこんで授業や言語の壁を乗り越えてきている学生を採用しています。

今後の事業展開はどう考えていますか

利益企業にスポットを当てて支援していきたいです。資本主義社会ですから利益を出している企業は努力をしていると考えられます。利益を出してる成長企業の支援を通して、日本経済全体の活性化を支援していきたいです。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/7/6 掲載

起業家を増やし日本経済を活性化

株式会社M&Aオークション 大桑 一雄 代表取締役

まず、事業展開からお聞かせください。

企業イメージ居ぬき物件の売買をインターネットを通じてサポートしていくのが中核の事業です。
ただ、物件の売買だけでなく、店舗運営に必要な商材を同時に提供させていただいてます。
それは什器だけでなく、人材の確保なども含まれます。

この事業をはじめたきっかけは?

もともとはある会社の社内ベンチャーから始まっています。
通常は店舗の出店をする際は、数千万規模の投資をしてそれをどんどん回収しなければならないわけですが、そのやり方が続くのかと言う疑問がありました。
そこで、初期投資を大幅に軽減しながら店舗の出店が出来る方法はないかと考えました。

居ぬき物件を買いたい人と売りたい人はどちらが多いんですか。

圧倒的に買い手、つまり出店側が多いですね。

景気が厳しく、投資を控える経営者が多いことを考えると意外な気がしますが。

今までは居ぬき物件の相場がなかったんですが、市場が形成されてきて低価格で出店できる相場観が広がってきたんですね。
ですから、外食業界に関しては起業しやすい環境が整ってきましたので、起業家が増えてくれることを期待してるんです。
逆に、起業家を世の中にどんどん輩出しない限り、雇用も含めて日本の経済の活性化できる方法はないと思ってるんですね。

一方で重要なのが失敗した企業の再スタートですね。新たに起業をした会社が10年経過して残る割合は5%に満たないんです。海外では再スタートの機会がありますが日本ではそれが厳しい。ですから私が再スタートのチャンスを作っていきたいんですね。
大手企業であれば数千万の投資を失敗してもカバーできるわけですが、中小企業は
失敗からの立ち直りが難しい、そこのリスクを出来るだけ小さくして、投資や撤退をしやすくしたいと考えています。そういうマーケットを作ることで再スタートする起業家も増やして日本経済を活性化していきたいですね。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/6/29 掲載

若い世代を強いビジネスパーソンに

株式会社アイソルート 野田 雄彦 代表取締役

まず、事業展開からお聞かせください。

企業イメージ大きく分けて2つ有ります。
主に通信機器メーカーから受託開発を請け負うシステム開発事業とビジネスパーソン向けの教育事業を展開しています。教育事業とのコラボはeラーニングから始まりました。

教育の視点からでも結構ですが、最近は若い世代ほど元気がなくなってきていると感じることが多いんですが、どうでしょう。

新卒採用などで接していると、防御に回る人が増えてますね、仕事に対しても受身な考え方を持った人が増えている気がします。若い世代には与えてもらう側の列に並ぶのではなく、現状を変えたいという自分の意思を持ってほしいものです。

ビジネスにおいても若手は土台が弱くてベンチャースピリットをあまり持ってない気がしますが。

ビジネスにおいては、簡単に白黒がつけられなかったり、答えがない問題に遭遇することが多いわけですが、難しい判断を迫られる場合にも対応できる強いビジネスパーソンが必要と感じますし、誇りと自信を持った若者がどんどん世の中に増えて今の日本の現状を良くしていってほしいです。

強いビジネスパーソンを育成するには強いビジネスコミュニケーションも必要になっていきますね。

弊社の教育事業の“コミュトレ”では、営業力、交渉力、マネジメント力、リーダーシップ等の力を総称してビジネスコミュニケーションと呼んでいます。
もともとは弊社の役員が20代に営業として事業の立ち上げを経験し、そのノウハウをコンテンツ化したものです。
当初は若い起業家向けを想定していたのですが、このノウハウが起業家に限らず全てのビジネスパーソンに必要な能力ということに気がついて事業化しました。
ゆとり世代といわれる若手にもポテンシャルのある人間はたくさんいますから、ぜひ
強いビジネスパーソンに育ってほしいし、そのお手伝いをしたいと思ってます。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/6/22 掲載

「小さくたくさん」のアスリート支援

ブルータグ株式会社  今矢 賢一代表取締役

まず事業内容からお聞かせください。

企業イメージ弊社は個人対象のブルータグショップというEコマースサービスを運営しています。商品購入額の5%が、アスリートの支援に回る仕組です。
また法人対象の会員形式で、小さくたくさんというコンセプトで月額2万円でどんな企業でもアスリートをサポートできるプログラムを用意しています。

この事業を始められたきっかけは。

アテネオリンピックの時に、日本では代表選手にかかわらず必要最低限の支援さえ受けられない実態を知って、世界2位の経済大国としてはあまりにも不十分だと思い、そういう現状を打破するため、大手スポンサーだけに依存しない、小さくたくさんという支援の仕方をビジネスモデルにして立ち上げました。

確かに日本の場合国の支援は遅れていると思いますが、具体的にはどういうところでしょうか。

他の先進国で言えば、スポーツ政策やアスリート支援などスポーツを管轄する省庁が存在します。日本の場合はいまだに教育を管轄している文科省が体育の延長としてスポーツ政策を担当しており、障害者スポーツに至ってはスポーツという枠組みにさえ含まれておらず、厚労省が管轄している状況で、時代にそぐわないんですね。

今はどのようなことを推進なさるお考えですか。

一流のアスリートが一人でも多く輩出されるような環境づくりを進め、スポーツ文化の本質的価値をもっと広めていきたいです。だからといって単にメダリストや世界チャンピオンを育てたいと思っているわけではなく、『ベストアスリート・イズ・ベストパーソン』という考え方も大事にしています。一流のアスリートは一流の人格者であれという考え方です。競技だけでなく人間としても素晴らしいから、社会を元気にし、子供たちにも良い影響を与えると考えています。そんなホンモノのアスリートがたくさん生まれてほしいですね。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/6/8 掲載

「中小企業にエナジーを」で生き残り

株式会社ワイキューブ 代表取締役 安田 佳生 

今、社会全体に元気がないですよね、その原因は不況だから仕方がないとあきらめてる人が多いと思いますが。

企業イメージ「今『不況』と思ってる人は永久に脱出できないと思いますね。景気の波は今までもあったと思いますし、その波の繰り返しじゃないと認識することからスタートしないといけないと思います。たいていの方は景気が良くなるのを待っているんですね。」

最近様変わりしてきて、大手企業が今までターゲットにしてこなかったような中小企業にマーケットを広げてきていて、中小企業の領域に入ってきていると思うんですが。

「確かに、以前は大手さんは中小企業のマーケットには入り込まないという紳士協定のようなものがありましたが、そうはいってられないということですよね。
ただ、中小企業が小さなマーケットで大手企業と価格競争をしようとしても生き残れないと思うんです。安い高いではなく、良い悪いでもなく好き嫌いで戦っていくことで、大手と同じ土俵に上がらないことが重要ではないでしょうか。」

御社は「中小企業にエナジーを注ぐ」という経営理念で中小企業のブランディングを支援しているわけですが、具体的にはどんな思いで取り組んでいらっしゃるんでしょう。

「もともと日本人はものづくり大国ですが、いいものが受け入れるというだけでなく、日本人の感性が受け入れられるときが来たと思うんですね。それに自信を持って、それを信じて、値段を下げたり、過剰なサービスをしたりせずに、自分たちの商品を信じて、安易に海外に行くのではなく、国内にある目の前のマーケットにあらためて向き合うことを提言したいですね。日本人はいいものやいいサービスに慣れていますから、日本国内で受け入れられるものは世界でも通用すると思うんです。そこから活性化が始まると考えています。」

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/6/1 掲載

中小・ベンチャーを盛り上げる 足腰を強くして踏み出しをサポート

株式会社ティーコネクション・ホールディングス 代表取締役社長 冨田 賢

近頃ようやく大企業は、回復の兆しが見えてきましたが、中小・ベンチャー企業はまだまだこれからですね

企業イメージ「私も常々自分の事業を通じて中小・ベンチャー企業を成長させ、日本を元気にしていきたいと思っているのですが、日本の国全体を具体的にどう元気にするかというのは難しいですね」

そもそも最近の日本人は日本に対するロイヤリティーが低下している感じがします。政府がちゃんとビジョンとか道筋を明確にしてくれないと進んでいけないですよね。

「確かに、政権交代をしてから迷走している気がします。イニシアチブが取れていないですね。トヨタのリコール問題ひとつをとっても、例えばアメリカであればもっと政府がサポートしたのではないでしょうか。もちろん政権交代自体は良いことだと思っていますし、古いしがらみをなくして、無駄を省いていく動きは評価できると思っています。ただ、今後日本をどうしていくのか、そのゴールに対してどういう政策で向かっていくのかが出てきていませんよね。会社経営と一緒で、『これで俺たちは生きていくんだ』というストーリーラインが日本にもないと駄目ですよね」

そうですね。そもそもビジョンがないですよね。それがないと頑張ろうと思ってもどう頑張っていいか分からないですね。

「今は『頑張ろう』という掛け声だけだから、みんなへとへとになっていますよね。明確な道筋を示して、それに向けて頑張ろうということでないと限界があります」

だからグローバル化という言葉に呼応するように、皆こぞって海外、特に中国あたりの、おいしいマーケットに出て行こうとするから日本が空洞化してしまいますよね。逆に、栄える国なら入りたいという人がどんどん進出してくるような方策を考えないといけないですよね

「そのためにも、事業意欲の高い社長さんの企業をもっと伸ばし、日本経済を盛り上げていきたいですね。2000年前後のベンチャー・ブームのころは、まだ事業が強くなっていないにもかかわらず、急激に投資を受けて、早期に新規株式上場(IPO)をする流れがありました。リーマン・ショック以降、その反動で、一気に中小・ベンチャー企業は資金調達がしにくくなりましたが、私はむしろ会社経営の王道に戻ってきていて、よいことだと思っています。試行錯誤を繰り返して、事業をコツコツつよくしていくことは、やはりビジネスの基本ですから。不況の中でも新しい事業を作り上げる努力をされている社長さんがいらっしゃいます。そういった方々が今後の日本経済を担っていかれると思いますし、当社はそのサポートを通じて日本を元気にしていきたいですね」

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

<会社案内>
約10社の関連子会社を保有し、その経営ノウハウをもとに中小・ベンチャー企業の事業拡大をサポートする「経営アドバイザリー・サービス」を展開。主に売り上げアップの支援、業務提携や資金調達のアレンジメント、新規事業立ち上げや事業の再構築などを担う。「強い会社」を作るためのセミナーも開催。

2010/5/25 掲載

現場の思いを形にする いろいろな経験から新しい世界を

クラスタ 代表取締役 幸本康寿

まずは事業内容からお聞かせいただきます

企業イメージ「企業の広告やプロモーション。イベントの企画から設営、運営まで全般をディレクションする会社です。市町村のお祭りなんかも手掛けます」

最近は不況でイベントなどは縮小気味ではありませんか

「最近は人を使わなくなってきましたね。今までは展示会やモーターショーはプレゼンというよりモデルを使って音と光の演出に力を入れていましたが、最近は訴求に力を入れていく傾向が強いですね」

やはり予算が影響しているのですか

「そうですね、予算が限られるケースが多いことが原因になっていると思います。
業界で言うと車業界はいまだに厳しいですね。IT業界も一時よりは減ってきています。飲料、化粧品、服関係は比較的景気に左右されないのか安定していると思います」

若い人が多い業界でリーダーシップを発揮するにはビジョンや仕事に対するポリシーなどが重要だと思うのですが

「ぼく自身そんなに能力が高いわけではなく、現場を運営するというところから入って、そのまま会社を立ち上げたんですね。お客さまがいて、代理店さんがいて、制作会社さんがいて現場に落ちてくわけですが、現場が成功しないと、そこまでかかわってきたメンバーの思いが台なしになるんですね。逆に現場を成功させればみんなが評価されるわけですから現場は絶対安定した運営をしたいと思っています。
それと、人の思いをくめるかどうかが非常に大事なことで、やってきた人の思いを受けて、それを形にするという部分に一番プライドを持って仕事をしています」

まだまだ不況が続きそうですが世の中全体に対して何か考えがありますか

「最近、起業する意気込みのある若手が少なくなってきている気がします。アルバイトで若手を使いますけど、就職氷河期のせいかまずは就職が大事と考えている。その一方で、転職自由という風潮もあって、それじゃ会社が強くならない。私は今年30歳になりますが、それでも今の20代の人の考え方は違いますね」

ゆとり世代ぐらいの20代の人たちが元気でないと日本が空洞化するような危機感を感じますが、どうしたらいいんでしょう

「若手には欲がないように感じます。サラリーマンになって手取りいくらで、マイホームを買ってみたいな発想しかない。
だからお金をあげて、いろいろな世界を見ていろいろな経験をさせたいですね。
例えば事業を通じてだと、イベント業界は結構華々しい世界で、打ち合わせにしても派手なところに行きますし、一流企業の広報とか、企業人とかと付き合うことが多いんですね。そういう人たちと会うことによって目線をあげてほしいんですね。
そこから若手の人たちの新しい世界が広がっていくと思うんです」

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/5/18 掲載

インターネットシステム開発 「みんながハッピーに」という思い出

ネットパーフェクト株式会社 代表取締役 福島綾一

会社概要は

企業イメージ「弊社は2004年1月の設立ですが、その前に合資会社としてすでに事業を展開していました。当時はWebシステムの受託開発がメーンでしたが、その後はWindows用ソフトウエアの受託開発なども手掛け、現在は『顧客激増シリーズ』など自社ソフトの開発・販売とFAX送信の代行などをメーンに事業展開しています」

起業するきっかけは

「高校時代に八百屋でアルバイトをしていて、あるときホウレンソウが一把250円に高騰して売れにくかった時がありました。そのとき、店主がサラダ菜のようなものを三把100円にして飛ぶように売れました。後で店主から『あの仕入れ値はいくらかわかるか。実は段ボール3箱で100円で仕入れたものだ』と聞いて驚きました。さらに『卸で売れなくて捨てられるのはもったいない。自分が仕入れて安く売れば、お客さんも喜ぶし、自分ももうかる。こんないいことはない』というので、私も経営者になろうと決意しました。自分もうれしいし、相手もうれしい、誰も不幸にならない、そういうモデルが感動的でした」

事業に対する思いは

「起業したときに考えたことですが、自分も他人も損をしない、みんながハッピーになるという思いで事業に取り組んでいます。
例えば、システムに深い理解がないお客様がシステム開発に投資する際、その投資が利益の増加やコスト削減に見合うかどうかがわからないまま進めて不利益をかぶることがあります。私たちはお客さまがそういう不利益をかぶらないように、全力でサポートをしています」


これからのビジョンは

「弊社は電話帳に載っていない電話番号を提供するサービスを行っていますが、番号以外の情報も集めて提供していければと考えています。
そうすると例えば、電話帳をリストとして営業をやりつくした方にもお使いいただけるわけです」


御社の製品に、人の電話番号を検索できるハロー検索があります。個人情報保護法自体が誤解されていることが多いような気がします

「そうですね、最近は落ち着いてきましたが、まだ誤解は残っていると思います。法律は、個人情報の扱いをちゃんとしないさいと言っているだけなのに、情報を持っていること自体が悪であるというような考えがあるように思います。事業を通じて、そういった誤解を解いていく努力もしていかないといけないですね」

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/5/11 掲載

オフィス移転をトータルに SOHOに対応オフィス活性へ提案

株式会社エーエスフォルムズ 代表取締役 石川真司

事業内容からお聞きします。

企業イメージ 「わたしどもは内装工事から始まった会社ですが、現在はオフィス移転関連の仕事が多く、オフィス移転の前段階の予算取りから初めて、オフィスレイアウトを作成し、それに対する間仕切工事や設備工事、キャビネットやデスクなどの新規購入什器の納品、そして引越という、オフィス移転の一連作業をトータルでやらせていただいています」

やはり経済状況がよくないのでオフィス縮小の話が多いですか

「確かに今はそういうケースが多いですね。
やはり経費削減の中でもオフィス賃料はかなりのウエイトをしめていますからね。
当然予算も絞られるわけですから、限られた予算の中から少しでもその会社のイメ−ジアップにつながるようなレイアウトや内装提案を心掛けています。そのことで会社の雰囲気が良くなり社員があかるくなれればいいですよね」

一方で、最近はオフィスにバーを作ったり、しゃれた空間を演出したりしてコミュニケーションを大事にする傾向があると思いますが。

「そうですね、普段は部署が違うとなかなかコミュニケーションがとりずらいのですが、そのような共用のスペ−スを設けてコミュニケ−ション作りの場とするケ−スが増えていると思います。後は固定デスクを設けないとか、時間ごとに席を変えるというようなことを行っている会社もありますが、それもいろんな部署の人同士がコミュニケーションがとれるようにという配慮ですね。
また、フリーアドレスですとレイアウト変更がやりやすくてコストも削減できるというメリットもありますね」

業界全体の特徴的な動きなどありますか。

「今、SOHO対応のオフィスが増えているんです。つまり新規の起業家の方々を手助けするという機会が増えてきました。以前に比べれば会社の設立がしやすくなっていますから、もっと増えてほしいと思います。会社が増えることでコミュニケ−ションも増え、仕事も増え、そして会社が成長し、それによって経済も成長していけたらいいなと思います。
当社もSOHO対応オフィスの活性につながるような色々な提案をしていけたらと思っています。今後は、もっと起業家の皆さんを応援して元気にしていきたいですね」

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/5/4 掲載

ユニークな「働くお菓子」 お菓子でプロモーションお手伝い

エスプライド 代表取締役CEO 西川世一

大変おもしろい事業を展開されていますね。

企業イメージ「企業のブランディング向上を目指して、オリジナルのお菓子をツールとして営業活動やプロモーションのお手伝いをしています。大手企業はもちろんですが、中小・ベンチャー企業で抱える課題を解決するため、ビジネスシーンに活用していただいています。例えばサービスが目に見えないので打ち出しにくいとか、自社の営業とクライアント企業との距離が縮まらないといった内容などさまざまです」

なるほどお菓子を使うわけですね。どのようにお菓子で営業マンとクライアントの距離を縮めるのですか。

「私どもはこのサービスを『働くお菓子』と名づけております。競合他社との差別化が難しいクライアント営業時のフックとして、営業マンに代わって働き、コミュニケーションを円滑にするツールなんです。お菓子は皆で楽しめて夢のある食べ物だと思うんですね。お菓子には人と人の距離を縮める力があると思います。ですから営業とクライアント企業との距離を縮めるのにも役立つんです。
実例として、機密文書の末梢や保管サービスをしているある企業の事例があります。クライアント企業にとっても社員にとっても、非常に神経質にならざるを得ない内容のため、どうしても堅苦しく、重々しくなってしまう状況だったんですね。そこで自社キャラクターを使ったブランディングツールとして、クッキーセットを作りました。すると、『キャラクタークッキーのまもる君』といって、クライアント企業にすぐに名前を覚えられて話がスムーズに進むようになりました」

オリジナルのお菓子はどうしても小ロットになりますよね。制作するお菓子メーカーさんが受けてくれない場合はありませんか。

「確かに100個〜300個くらいのオーダーではロットは小さいですが、逆に近年ではそのような細かい対応ができないとお菓子メーカーも生き残れないという環境になりましたし、むしろ活性化につながっている部分もあります。
変化は広告業界にも起きておりまして、弊社のサービスはクライアントとなる企業の課題を抽出するところから始まりますから、どうしても直接話をする必要があります。
その意味で広告代理店が間に入るとやりにくい部分も多少あったのですが、リーマン・ショック以降大きく変化しまして、それまで7割が広告代理店経由でしたが、今はそれが3割程度になり、クライアントと直接話ができる比率が高まりました。」

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

<会社案内>
「働くお菓子」は企業の課題を解決するお菓子として、より大きく展開するためこの3月に分社化して独立させました。お菓子の力で、企業の課題を解決し、企業を活性化し、ひいては日本を元気にしたいと思っています。

2010/4/27 掲載

小・中学生にもお金の仕組みを学べる企画 早くから投資リテラシー身につける

株式会社ウエルストラストアカデミー
営業企画部部長・東洋大学講師 米倉 教公

金融教育についてどうお考えですか。

企業イメージ「政府は『貯蓄から投資へ』という形で金融教育を打ち出していますが、現状の金融教育は社会科の公民教育で若干の知識が得られるだけにとどまっています。その知識のまま、成人となり投資をするようになると、投資がばくちと変わらなくなってしまう危険性があります。
米国では幼稚園から金融教育をしていまして、どのようにすればお金を稼げるかという根本の仕組みを教えています。このため、いわゆるお金の知識がついている状態で投資をしており、非常に活発な投資活動が行われています。
私たちは、日本でも欧米のように早いうちから投資リテラシーを身につける必要があると考えており、その一助になればと思い事業を進めています。
現在のところ、社会人を中心に金融教育を実施していますが、今後は子供世代を対象にした教育にも歩を進めていきます」

現在はどういった教育を行っていますか

「社会人向けに経済⇒金融⇒投資の3段階で金融教育を実施しています。投資をする前にまず金融を学び、金融を学ぶ前に経済を学ぶという順番で実施しています。経済の教育に関しては社会貢献と考えて授業料をいただいていません」

低年齢層向けの金融教育も予定されているとのことですが、どのような展開を考えていますか

「小・中学生など低年齢層向けに『お金の仕組み』を学べる企画を考えています。小学生に『お金持ちになりたいですか』と問うと、誰しも『なりたい』といいます。『では何の職業に就いてお金持ちになりたいですか』と問うと『公務員』と答えます。お金はすべからく勤労により稼ぐことを美徳とする日本人特有の考え方が子供にも浸透しています。
勤労所得は善で、不労所得は悪であるという偏った考え方なのですが、そもそも投資の世界においては自ら情報を探し、有効な情報を取得して、投資先を選別することは立派な労働です。それが成功して所得を得ることは不労でもなんでもありません。そんな考え方を選択肢として持てるように正確な情報を与えていきたいです。」

欧米では子供に対してどのような教育が行われていますか。

「米国では子供がレモネードを作って人にふるまうにしても、紙コップや砂糖などの材料にいくらかかって、いくらもうかったかを考えてお金の流れをわかりやすく学ぶ教育がおこなわれています。日本では子供にお金もうけを教えるということがはばかられる風潮がまだ残っており、お年玉をもらったら銀行に預けるのが当たり前になっていて米国のように投資をしようとは教えません。ですから、金融や投資を学ぶことの大切さを子供のころから教えたいと考えています」

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

<会社案内>
中立的な立場からの対面式少人数形式にこだわった金融教育事業を展開。
現在は、金融教育専門の教室をフランチャイズシステムにより全国12ヵ所に開校中。

2010/4/20 掲載

いい物件を長持ちさせる仕組み中古不動産市場から日本を元気に

リヴァックス株式会社 取締役CFO 巻口 成憲

ちまたでは不況もあって、中古物件が出回ってきているような気がしますが。

企業イメージ「雑誌などで頻繁に特集されているように、今中古物件がブームになっています。
特に、中古を買って自分で好きにリフォームをするような形が増えています。
立地がもう一歩の新築物件を高値で買うよりも、古いけど立地のいい中古物件を買うほうが効率的で資産価値も高く維持できるということに、消費者が気づき始めています。
ただし、当然ながら中古は「古い」というマイナス面があります。どうしても時間が経過すると耐震性や強度などの性能が落ちていくのは否めません。故にいま物件をどうケアし価値を保つかのということが重要になってきています。
そのあたりの仕組みを作っていくことが、中古物件を流通させるための条件になっていくのではないかと考えています。」

日本はあまり中古不動産を流通させることに積極的ではないように感じますが、どのようにお考えですか

「確かに、そういった傾向はあるかもしれません。例えば、新築住宅取得の場合は税制上の優遇制度などが整っていますが、中古住宅については未整備な部分が多いのが実情です。
ただ、エンドユーザーにとっては、分かりやすい新築物件の価格よりも、現在所有する物件の価値が市場でどれぐらい変化していくのかという部分が重要です。
このため、今後は中古物件をどう評価して、どのように流通させていくかが課題になってくると考えています。そういった仕組みを作って中古市場を活性化させていくことが、経済の活性化に大きく寄与すると考えています。」

仕組み化が日本は遅れているのですか。

「欧米の住宅やマンションが100 年程度使われるのに対して、日本は性能的には問題ないのにもかかわらず40 年程度で取り壊されることが多くなっています。
なぜかというと、消費者のマインドに「日本は地震大国だから欧米とは比較にならない」といったある種常識めいたものがあって、40 年というスパンが刷り込まれているように思います。ですから、今あるものをどうやって長持ちさせていくのかという啓発も含めて取り組んでき、中古市場から日本を元気にしていきたいと考えています。」

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

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2010/4/13 掲載

「なるほどシンキング」で生き抜く閉塞感を打破し成果、元気を生み出そう

株式会社マネジメントパートナー 廣田 文將  代表取締役

最近日本のビジネスパーソンは元気がないように感じます。どのように導いていけばいいとお考えですか

企業イメージ「この厳しい状況下でも、したたかに生きるのが本物の強さだと思っています。逆に本当の強さを試すチャンスです。現場に目を向けると、元気のない社員が増えているせいなのか、会社が社員のモチベーションを高める方法を考えているということをよく聞きます。おかしな話です。本来ならモチベーションは会社に与えてもらうものではなく、本人の内面から生まれるものですから。」

確かにそうです。一人ひとりが自信を持てるようになれば仕事も面白くなってきます。ただ成功体験を積むまでが難しい

「やはり本人が仕事から得る手応え、特に『お客様に喜ばれる』ことでモチベーションは高まっていきます。内面から生まれたモチベーションを持った人が集まれば、必然的に日本も元気になっていきます。
今は厳しい状況下ですが、この内面から生まれたモチベーションを持った人が育つ絶好のチャンスです」

したたかに生き抜くために「なるほどシンキング」という考え方を提唱されていますが

「『微差は大差なり』と言います。現場で直面する事実や出来事に対する受け止め方と対応の仕方のちょっとした違いが、仕事上のアウトプットで大きな差を生みだします。
このちょっとした違いを生み出す考え方とそのサイクルを「なるほどシンキング」と名づけました。(「事実→解釈→打ち手→行動→成果」という)サイクルをまわしていく中で、自分自身の中の閉塞間を打破し、成果につなげる手ごたえをつかみ元気を生み出していくという考え方です。」

若いビジネスパーソンは、今起こっている事実の受け止め方が弱いように思います。すぐ逃げてしまう人が多い

「間接情報のみで、自分の目で見ず、自分の思い込みで落ち込んでしまう。
自分でやらないと始まらないのに、やらないで逃げてしまう。勇気を持って自分自身で事実を受け止めて、立ち向かっていってほしい。
そういう人が多く出てくれば、日本も元気を取り戻せるはずです。」

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社員研修と人事制度策定コンサルティングを展開。「成果・現場・自律」にこだわったサービス展開で、ベンチャー企業から大企業まで幅広く顧客を持つ。

(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)

2010/4/6 掲載

評価高い日本のアパレル販売員

株式会社インターベル 田中 克典 社長 (アパレル業界向けの人財サービス業)

最近のアパレル業界をどうお感じですか?
特に、1999年に派遣法が改正され、店舗販売員の派遣が可能になりました影響は


企業イメージ「そこから先の10年はアパレル業界にとって『失われた10年』になってしまったと思っています。
なぜなら、アパレル店舗にとって最も重要なお客様に接する部分を社員で賄わなくなったからです。
それによって、心の通った接客ができないケースが増えて、どんどん店舗からお客様が離れていってしまいました。そんな10年間だったと思います。
販売員がお客様の立場に立った接客をすることで、店舗にお客様を呼び戻していって欲しいです」

店舗にとって販売員はコアな社員が務めるべきです。何でもかんでも派遣の活用をすればいいという風潮では、企業、さらには業界のコアコンピタンスも崩壊させてしまうことになります。
ところで、全体に目を向けたとき日本をどうやって元気にしていきますか?


「目立たないだけで、日本には元気な人がいっぱいいます。
ただ全体的に閉塞感が漂う中、自信を失って、元気をなくしている人が多いように感じます。
世界から見ると日本は『ものづくり』に携わる人の評価が高いわけですが、実はアパレルの販売員も海外での評価が高い。
あるアメリカの高級ブティックでは、現地のスペシャリストよりも日本人販売員が優秀な売上を上げているそうです。
それはやはり、きめこまやかさや思いやりといった日本人のコンピテンシーが日本人ならではのサービスを生み出していて、それが海外のお客様にも評価されているということなのだと思います。
ですから、販売員をやられている方はもっともっと自信を持って、世界に向けて優秀さをアピールして日本全体を盛り上げていってほしいと思っています。」

なるほど。営業も海外と日本では相当違いますね。欧米では電話営業が主流で、メリットや利益を伝えて、その場で買うか買わないかを決めてもらうような大ざっぱなものです。
また海外旅行に行けばほとんどの国で、日本の接客レベルの高さを身をもって感じますよね。日本にはまだまだ良いところがあります。それを経済活性化のための形にできたらいいですね。


(インタビュアー 是永英治 コンフィデンス代表取締役)